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西川美和監督、女性初の快挙…報知映画賞表彰式

(2009年12月23日11時23分 シネマ報知)

笑福亭鶴瓶に花束を贈られた西川美和監督
笑福亭鶴瓶に花束を贈られた西川美和監督
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 ◆第34回報知映画賞表彰式監督賞・西川美和(22日、ザ・プリンス・パークタワー東京)初の女性受賞者となった西川美和監督は、小さな体にずっしり重みを感じる3・5キロのブロンズ像を手に「うれしい半面、私みたいに経験の浅い者にとって、オバマさんのノーベル賞じゃないけど、これからも頑張ってくださいよということだと思う」と、謙虚に喜びの弁を語った。

 3作目となる「ディア―」は自身を投影した作品だった。デビュー作「蛇イチゴ」、第2作「ゆれる」はともに数々の映画賞に名を連ねた。しかし、周囲の評価と期待に戸惑いもあった。「重圧とどう闘っていくか、自分でもよくわからなかったから今回の映画を作った」と明かす。鶴瓶演じる主人公は、本物と偽物のはざまで苦悩する過疎地の医師・伊野という、西川監督が心で感じていたものを核に作り出した人物だった。

 葛藤(かっとう)がうかがえる作品だが「人の評価とかもやっぱり気にするし、しなければいけない職業だけど、自分の信じていることをきちんとやっていければいいのかなと、ちょっとスッキリしたかな」。一つの結果としても表れ、表情は晴れやかだ。

 次回作は11年の公開を目指し、企画に着手しているという。デビュー作からプロデューサーを務めた安田匡裕さんが3月に急逝。ショックはあるが「厳しい意見を言ってくれる人たちと組んで、新しい出会いを見つけながらやっていきたい」と前を向いて突き進む。

 ◆西川美和(にしかわ・みわ)1974年7月8日、広島県生まれ。35歳。99年、大学在学中に是枝裕和監督の「ワンダフルライフ」にスタッフとして参加。02年「蛇イチゴ」で監督デビューし、数々の映画賞で新人賞に輝く。06年の監督作第2弾「ゆれる」はカンヌ国際映画祭「監督週間」に招待され、ブルーリボン賞監督賞などを受賞。

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