第36回報知映画賞の表彰式が21日、東京・港区のザ・プリンスパークタワー東京で行われた。始まる前には20日夜に61歳で急死した森田芳光監督の訃報が入り、表彰式会場に衝撃が走った。主演男優賞の堺雅人(38)の受賞作のひとつ「武士の家計簿」は森田監督がメガホンを執った作品だった。壇上に立った堺は気丈に振る舞いながらも途中、言葉を詰まらせ、涙ながらに監督との数々の思い出を感謝を込めて語った。
作品賞を受賞したのは、成島出監督(50)がメガホンを執った「八日目の蝉」。同作で生まれたばかりの女児を誘拐し、自分の子供として育てようとする女性を好演した永作博美(41)が、「酔いがさめたら、うちに帰ろう。」(東陽一監督)との2作品で、主演女優賞を受賞した。また、R―18指定(18歳未満禁止)作品ながら、衝撃的なストーリーと映像で、上半期の話題をさらった「冷たい熱帯魚」が、園子温監督(49)の監督賞と、でんでん(61)の助演男優賞との2冠を獲得。助演女優賞は、「阪急電車 片道15分の奇跡」の宮本信子(66)が初受賞した。
日本の現役最高齢監督、新藤兼人監督(99)が自ら引退作とした「一枚のハガキ」で、故・原田芳雄さんが主演した遺作「大鹿村騒動記」(阪本順治監督)で特別賞に輝いた。新人賞は、がん告知された自身の父が死にゆく姿を描いたドキュメンタリー「エンディングノート」の砂田麻美監督(33)が受賞した。
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2011年12月22日
各賞受賞者・受賞作品

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原作を読み「どうしても映画化したかった」と自ら出版社に問い合わせた成島出監督(50)は「震災のあと、映画を見たお客様から頂いた『大切な人を失っても、生きていきたい』という言葉から勇気をもらえた」としみじみ。「最高のご褒美」と喜びをかみしめた。
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表彰式が始まる前に20日夜に61歳で急死した森田芳光監督の訃報が入り、表彰式会場に衝撃が走った。主演男優賞の堺雅人(38)の受賞作のひとつ「武士の家計簿」は森田監督がメガホンを執った作品だった。壇上に立った堺は気丈に振る舞いながらも途中、言葉を詰まらせ、涙ながらに監督との数々の思い出を感謝を込めて語った。
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誰よりもハイテンションで壇上に立ったでんでんは、いきなり「よう!みんなー、ハッピーかい?おいら見てのとおりハッピーだ。どうだい、かっこいいだろ?」。芸能界入りのきっかけとなった日本テレビ系「お笑いスター誕生!!」で勝ち抜いたネタをフルで披露し、「こんなこと言ってせっかくの賞を剥奪されたら大変」と笑いを誘った。
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園子温監督(50)は「まさか、この映画で賞を取れるなんて。映画会社からは『年末の賞レースが楽しみですね』と言われたが、しゃれだと思っていた」と素直に喜んだ。過激な描写から成人指定になった異色作での受賞だけに感慨もひとしおだ。
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