報知映画賞ヒストリー
選考経過

- 【選考委員】
- 評論家・稲垣都々世、評論家・内海陽子、評論家・大久保賢一、評論家・小野耕世、ニッポン放送アナウンサー・齋藤安弘、評論家・品田雄吉、評論家・野村正昭、評論家・渡辺祥子の各氏(50音順)と本紙映画担当記者6人の計14人。
- ■作品賞
- 「アヒルと鴨のコインロッカー」「河童のクゥと夏休み」「夕凪の街 桜の国」「天然コケッコー」も候補に挙がるが1回目の投票で「それでもボクはやってない」が圧勝。「誰もやらない題材で実に良く調べている」(品田)
- ■監督賞
- 「それボク」の周防正行と「天然―」「松ヶ根乱射事件」の山下敦弘の一騎打ち。「『リアリズムの宿』で培った独特の間やおかしみが普通の映画でも生かされた」(稲垣)で山下を選出。
- ■主演男優賞
- 読者投票の多かった木村拓哉(「武士の一分」「HERO」)と加瀬亮(「それボク」)阿部サダヲ(「舞妓Haaaan!!!」)があがるが「地味な役だけど、技が要求される」(齋藤)「たたずまいでごく普通の男を演じきった」(大久保)と加瀬を推す声が勝った。
- ■主演女優賞
- 佐藤江梨子(「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」)、風吹ジュン(「魂萌え」)、石田えり(「サッド ヴァケイション」)、麻生久美子(「夕凪の街 桜の国」)、竹内結子(「サイドカーに犬」)らが候補。最後は麻生と竹内の一騎打ちも「これまで最高の演技。作品の重石になっている」(小野)「風情がある」(渡辺)と麻生が競り勝つ。
- ■助演男優賞
- 笹野高史、光石研、三浦友和があがるが「しゃべれども しゃべれども」「舞妓Haaaan!!!」の伊東四朗が圧勝。「『しゃべれども―』では誰のものでもない『火焔太鼓』だった」(野村)。
- ■助演女優賞
- 三田佳子(「魂萌え」)石田えり(「サッド―」)永作博美(「腑抜けども―」)の三つどもえ。「あの作品の中で一番難しいキャラクターを演じた」(稲垣)と永作を推薦する声が強く決まる。
- ■新人賞
- 国分太一(しゃべれども-)と夏帆(天然―)の事実上一騎打ち。「かわいい演技に胸が震えた」(内海)と評価する声に読者投票も加え夏帆に軍配。
- ■海外作品賞
- 13作が候補に。「ドリームガールズ」「今宵、フィッツジェラルド劇場で」「世界最速のインディアン」「長江哀歌」が残る。ロバート・アルトマン監督の遺作でもあり、最終投票で「今宵―」に栄冠。
