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ブルーリボン賞ヒストリー

1950~1964 | 1965~1987 | 1988~2002 | 2003~2011

成瀬巳喜男監督が「稲妻」で2年連続の作品賞

第3回(1953年)@表彰式開催日時は不明

 「稲妻」「おかあさん」の2本を送り出した成瀬巳喜男監督が、前年の作品賞に続き、この年は監督賞も初受賞した。主演男優賞は「生きる」の志村喬、「真空地帯」、「山びこ学校」の木村功のほか三船敏郎、佐分利信らが候補にあがったが、決め手がなく該当者なしに。一方、主演女優賞は「おかあさん」、「西鶴一代女」らに出演した田中絹代、「稲妻」らの高峰秀子、「現代人」「箱根風雲録」(山本薩夫監督)の山田五十鈴が最後まで争い、山田に栄冠。毎年賞の候補に挙げられながらこれまで無冠だった山田は、同じ2作品でこの年の毎日映画コンクールも受賞した。

第3回の受賞者・受賞作

■作品賞
「稲妻」成瀬巳喜男監督
■監督賞
成瀬巳喜男「稲妻」「おかあさん」
■主演男優賞
該当なし
■主演女優賞
山田五十鈴「現代人」「箱根風雲録」
■助演男優賞
加東大介「決闘鍵屋の辻」「おかあさん」ほか
■助演女優賞
中北千枝子「丘は花ざかり」「稲妻」ほか
■新人賞
該当なし
■脚本賞
斎藤良輔「本日休診」
■技術賞
宮川一夫「千羽鶴」の撮影による
■企画賞
永島一朗「おかあさん」
■外国映画賞
「チャップリンの殺人狂時代」チャールズ・チャンプリン監督
■日本映画文化賞
石本統吉「結核の生態」「せんたく」「火と炎」ほかの製作による
■教育文化映画賞
「結核の生態」
■ニュース映画賞
朝日ニュース三四九号「1952年メーデーによる」
邦画ベスト10
1.稲妻(成瀬巳喜男)
2.真空地帯(山本薩夫)
3.おかあさん(成瀬巳喜男)
4.山びこ学校(今井正)
5.カルメン純情す(木下恵介)
6.本日休診(渋谷実)
7.現代人(渋谷実)
8.生きる(黒澤明)
9.西鶴一代女(溝口健二)
10.お茶漬の味(小津安二郎)
洋画ベスト10
1.チャップリンの殺人狂時代(チャールズ・チャップリン)
2.第三の男(キャロル・リード)
3.天井桟敷の人々(マルセル・カルネ)
4.セールスマンの死(ラズロ・ベネディク)
5.ミラノの奇蹟(ヴィットリオ・デ・シーカ)
6.欲望という名の電車(エリア・カザン)
7.ベルリン物語(ロベルト・A・シュテルメ)
8.巴里の空の下セーヌは流れる(ジュリアン・デュヴィヴィエ)
9.陽の当る場所(ジョージ・スティーヴンス)
10.肉体の悪魔(クロード・オータン=ララ)

(50音順)

第3回に関する紙面

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1952年度 国内主要映画賞

第26回キネマ旬報ベスト・テン
  • 日本映画作品賞:生きる
  • 外国映画作品賞:チャップリンの殺人狂時代
第7回毎日映画コンクール
  • 日本映画賞:生きる
  • 監督賞:渋谷実
  • 男優主演賞:佐分利信
  • 女優主演賞:山田五十鈴
  • 男優助演賞:加東大介
  • 女優助演賞:中北千枝子

この年の主な出来事

昭和27(1952)年
  • 日米行政協定に調印。米軍駐留認める
  • 血のメーデー
  • 米国、世界初の水爆実験
  • 白井義男、日本人初のボクシング世界王者に
  • NHKラジオ「君の名は」放送開始
  • 日劇ミュージックホール開場